Program A
10/23(金)19:00〜 10/24(土)14:00〜 [門行人氏とのアフタートークあり]



インドネシア
Ayu Permata Dance Project『X』
◼️作品紹介『X』は、「移行(transition)」が持つ機能や意味を探るダンス作品である。インドネシア・ランプン地方の伝統舞踊「シゲ・プンゲテン(Sigeh Penguten)」における「サンベル・ムラヤン(Samber Melayang)」という動きから着想を得て、移行の瞬間を、異なるもの同士をつなぎ、分離し、関係づける媒介として捉える。身体と身体、身体と精神、身体と魂、身体と非身体など、異なる存在の出会いを通して、結合だけでなく、異質さや不一致、疎外が生まれる瞬間にも目を向ける。
ーーーアユ・ぺルマタ・サリ プロフィールインドネシア・北ランプン出身の振付家・ダンサー。ISIジョグジャカルタで舞踊創作を学び、2016年に芸術修士号を取得。Ayu Permata Dance Projectを設立し、2020年以降はランプン・ペパドゥン族における女性と男性の位置づけを読み直し、現代社会から伝統的価値観を問い直す創作に取り組む。作品はインドネシア国内のほか、シンガポール、マレーシア、ドイツ、スイスなどで上演され、国際的な共同制作も行っている。
・公演概要Ayu Permata Dance Project『X』
振付・出演:アユ・ぺルマタ・サリ Ayu Permata
ドラマトゥルク:ニア・アグスティナ Nia Agustina
上演時間30分Photo By Azwar(上演写真)
韓国
大邱市立舞踊団 『The Lovers』
◼️作品紹介13世紀スペインの伝説「テルエルの恋人たち(The Lovers of Teruel)」に着想を得た作品。恋の入り口に立つ瞬間に交錯する、高揚と恐れを描き出す。二人の人物の動きを通して、成就することのなかった愛の残響を現代へと呼び戻し、現代の身体を通して再び立ち上がらせる。
ーーー大邱市立舞踊団(Daegu City Dance Company DCDC 대구시립무용단)1981年に設立された大邱市立舞踊団は、韓国で初めて現代舞踊を専門とする公立舞踊団である。韓国国内外の著名な振付家や優れたダンサーとの創作を通して、芸術性と現代性を兼ね備えた数多くの作品を発表してきた。現代社会、人間、身体への深い考察をもとに、韓国現代舞踊の領域を広げ、その発展と変革を牽引している。また、アジアやヨーロッパでの公演や国際交流を積極的に行い、文化都市・大邱の魅力を世界に発信している。地域社会とのつながりも大切にし、子どもたちを対象とした舞踊公演など、文化芸術を身近に感じてもらうための活動にも取り組んでいる。
・公演概要振付|チェ・ムンスク Moonsuk Choi @moonsuk.c_81
出演|キム・ヘリム、サミ・シミレ Hyerim Kim, Sami Similae
音楽|ソ・ヨンワン Youngwan Seo
衣裳デザイン|キム・ヘリョン Hyeryeong Kim
照明|キム・ミンス Minsu Kim
プロデューサー|パク・シンエ Sin Ae Park Sinae Sophia Park
日本+アジア Asia meets Asia
『Unbearable Dreams 15- Silent Voice』
作品紹介
1980年 光州事件
1986年 ピープルパワー革命
1987年 台湾戒厳令解除
1989年 天安門事件
1998年 ジャカルタ暴動
2011年 ミャンマー民政移行
2014年 香港雨傘運動
2021年 ミャンマー・クーデター
・多くの国で自由が束縛されるアジア。拷問、銃弾、殴打、拘束、禁固、空爆によって消されたソンザイの記憶が軋み、霞み、消されてゆく。密やかなカラダの震え、見えてこない悲惨なフウケイ、小さき者のコエは〈今〉どこにあるのだろうか。消えていったモノたちが〈生者〉を救うことがあるのだろうか。・共同構成・出演 (Co-compose & Perform)Archana Kumar(ダンサー/バンガロール・インド)Loke Soh Kim (ダンサー/クアラルンプール・マレーシア)Elle Cheng Li Ling(俳優/シンガポール)李志文(Lee Chi Man Paul)(パフォーマー、書家/香港・中国)Watan Wuma(パフォーマー/台北・台湾)Dumay Solinggay(詩人/バギオ・フィリピン)홍승이 Hong Seungyi(俳優/釜山・大韓民国)이동훈 Lee Dong Hoon(俳優/ソウル・大韓民国)花崎 攝(俳優、シアタープラクティショナー/東京)矢嶋 美紗穂(ダンサー/東京)国枝 昌人(ダンサー/東京)URARA(俳優/東京)佐成 哲夫(ダンサー/東京)長谷部 裕嗣(詩人/東京)原田 拓巳(舞踏家/東京)・音楽(Music)舩橋 陽(東京)本田 ヨシ子(東京)・構成・演出・出演(Compose, Direct & Perform)原田 拓巳 @haradatakumi
Program B
10/24(金)19:00〜 10/25(土)14:00〜 [石井達朗氏とのアフタートークあり]

台湾
MeimageDance
『極相林(Renaissance of its Ashes)』
◼️作品紹介二つの世界観の境界に立つ現代の身体を起点とする。一方には、台湾の道教儀礼から受け継がれてきた身体的な記憶がある。そこでは、歩くこと、境界を越えること、陰と陽の世界を行き来することが、身体を通して体験される。もう一方には、ヒエロニムス・ボスをはじめとするルネサンス期の芸術家たちが描いた精神的な旅がある。それは、天国、審判、地獄という三つの領域から成る宇宙観である。この精神的な世界地図と、台湾の儀礼実践に刻まれた身体の道筋が交差するとき、本作は、魂が世界を移動していく姿を、異なる文化を横断する視点から浮かび上がらせる。
ーーーMeimageDance 何曉玫MeimageDance2010年設立。振付、テクノロジー、アジアの文化的アイデンティティを融合した革新的な作品を発表するダンスカンパニーである。2011年に「New Choreographer Project」を開始、海外で活動する台湾出身アーティストを台湾に招き、創作の機会を提供してきた。2023年からは日本・韓国とDance Now Asia Festivalを共同開催しアジアのダンスネットワーク構築に取り組む。・公演概要演出・振付|ホ・シャオメイ出演|Chan Pei-Hsuan, Chen Yi-Ting, Jhou Han-Wei, Li Chun, Lin Yin-Ting, Lo Yu-Ching, Yang I-Chun制作|Chen Pengテクニカルディレクター|Liu En-Tingプロデューサー|Fang Yi-Lun

マレーシア
ペンタス・プロジェクト・シアター
『Double Punctum(抜粋)』
◼️作品紹介「プンクトゥム」とは、ロラン・バルトが写真の中にある、見る者の感情を突き刺し、記憶を呼び起こす偶然の細部として捉えたものである。本作は、そのプンクトゥムを起点に、写真、ダンス、音楽、演劇を融合させたパフォーマンスである。写真から抽出したイメージと身体の動きを重ね合わせ、異なるプンクトゥムが出会うことで生まれる「二重露光」のような世界を描き出す。写真が捉える時間と、身体が生み出す時間が交差するとき、記憶や感情の新たな風景が立ち現れる作品である。
ーーーPentas Project Theatre Production2005年にLoh Kok Manによって設立されたマレーシアの舞台芸術団体。多民族・多文化社会であるマレーシアの、言語、宗教、民族などの違いから生まれる多様な文化や芸術に着目し、そこから新たな表現を探求している。「Pentas」はマレー語で「舞台」を意味し、中国語では「平台計劃」と表される。演劇を軸に、対話、共同制作、学びを通して、多様性の持つ価値と可能性を追求している。・公演概要演出・照明デザイン|Loh Kok Man出演|Ming Low、Wong Jyh Shyong音楽|Ng Chor Guan写真|Pam Lim

日本
舞踏舎天鷄
『月下の一群』
◼️作品紹介
月光にわき立つレクイエム
秘めやかな笑いや嘆き
夜の中へ舞姫たちが跳ねる
悪態と 無邪気と 静寂の 探求
・4人の女性ダンサーによる群舞への誘い。この作品は、鳥居えびす原作「うさぎのダンス」(2001年)の改訂版です。2021年に再演され、小品ながら諧謔と詩情にあふれる天鷄の幻想世界が、遺憾なく発揮されています。時を経て新たにめくられる、舞踏舎天鷄の闇の絵本をご堪能ください。
ーーー舞踏舎天鷄 プロフィール1981年、鳥居えびす、田中陸奥子により設立される。幻想とユーモアに満ちた独創的な舞踏作品を発表し、海外でも「理知と無縁の深層心理の淵へと観客を誘う」と高い評価を受ける。2013年鳥居えびす他界、2015年映像展「断章のトタンにダンス」で、田中を中心にした女性メンバーによる新たな天鷄が始動する。近年では2022年「みず∞うみ」、2025年「水の娘たち」等を上演し、「闇のポエジー」と称される天鷄の舞踏の上に、さらなる女性舞踏の世界を切り開いている。・公演概要『月下の一群』振付:田中陸奥子 (原作:鳥居えびす) 出演:サイトウカオリ、月丸花樂、藤子、田中陸奥子楽曲提供:曽我傑 衣裳:山王工房Photo:大洞博靖