Show Case
10/22(木)14:00〜, 19:00〜

韓国
Chosul Kim『Diver』
[振付・出演] Kim Chosul(キム・チョスル)
Korea 🇰🇷 “Diver”choreography, performance: Kim Chosul
◼️作品紹介 泣くこと、笑うこと、呼吸すること―― その瞬間ごとに、自分自身の内側を見つめる。 池を泳ぐアヒルを眺めていると、一羽が突然、水面下へ頭を潜らせ、そのまま水中へと姿を消した。そのとき生まれた波紋は、静かに池全体へと広がり、私の内側にも深く響いていった。 水の中を探るアヒルの姿は、やがて、自分自身の奥深くを見つめる行為と重なっていく。本作は、表面の下へと潜り、自分の内側に存在する感情や瞬間を見つめ、出会うための旅である。
Chosul Kim プロフィール 2014年よりDaegu City Dance Company(大邱市立舞踊団)に所属し、プリンシパルダンサーを務める。ダンサーとして活動する傍ら、振付家として自身の作品創作にも継続的に取り組んでいる。主な作品に、『Just Be』『Small Moment』『Layer by Layer』『Moments of Spring』『Trivial and Small』『DIVER』などがある。 作品概要 振付・出演: Chosul Kim 音楽:Youngwan Seo 照明:Minsu Kim プロデューサー:Sin Ae Park カンパニー:Daegu City Dance Company台湾Chiu Weiya『Step Dance』[振付・出演] Chive Weiya(チ・ウェイヤ)

マレーシア
Mohammad Khairi Mokthar , Ng Xinying
『Antara(Between)』
[振付・出演] Mohammad Khairi Mokthar (モハマド・カイリ・モクタール)[出演] Ng Xinying (ン・ヤンシン)
Malaysia 🇲🇾 “Antara(Between)”choreography, performance: Mohammad Khairi Mokthar performance: Ng Xinying
◼️作品紹介 二つの身体のあいだにある空間。 そこでは、動きが出会い、揺れ、交渉する――ひとつになることなく近づき、離れてもその場を去ることはない。異なるもの同士が、ともに動くための方法が、絶えず立ち現れていく。
プロフィール Mohammad Khairi MoktharとNg Xinyingは、マレーシアを拠点に活動する振付家、ダンサー、教育者。コンテンポラリーダンスと伝統舞踊の双方で幅広い経験を持つ。 Khairiはマラヤ大学クリエイティブ・アーツ学部の上級講師を務め、同大学で芸術学博士号、韓国芸術総合学校で舞踊パフォーマンスのMFA(芸術修士号)を取得。Xinyingは国立芸術文化遺産アカデミー(ASWARA)の舞踊ディプロマ課程主任を務め、韓国政府の全額奨学金を得て韓国芸術総合学校で舞踊パフォーマンスのMFAを取得している。 二人はともに、国際的な舞台でパフォーマンスや振付作品を発表し、BOHキャメロニアン・アーツ・アワード、Short+Sweet Dance Festival、ソウル国際舞踊コンクールなどで、その芸術的活動が評価されている。 作品概要 振付・出演|Mohammad Khairi Mokthar、Ng Xinying


日本
井田亜彩実/黒須育海 『Morse Gravity』
[振付・出演] 井田亜彩実(Asami Ida)黒須育海(Ikumi Kurosu)
Japan 🇯🇵 “Morse Gravity”choreography, performance: Asami Ida, Ikumi Kurosu
◼️作品紹介 もし、誰かから発せられた信号に「重さ」があるとしたら。 言葉になる前の気配、視線、呼吸、触れたときの圧力。身体は絶えず微細な信号を放ち、それを受け取った身体は、ほんの少し軌道を変える。 モールス信号が点と線の断続から意味を生み出すように、身体の断片もまた、他者の身体の中で別の意味へと変換されていく。 重力とは、地面へ向かう力だけではない。誰かの存在によって、身体の方向そのものが変わってしまうことでもある。 《Morse Gravity》は、発信された信号が他者の身体に重力として作用し、連鎖し、変質していく世界を描く。 私たちは何によって動き、どんな重力の中を生きているのだろうか。
井田亜彩実 プロフィール ダンスカンパニー「Arche」主宰。言葉では捉えきれない人間の存在を身体から立ち上げる。内側に潜む衝動や矛盾、他者との関係性を見つめ、身体表現を核に衣装・音楽・美術を交差させ、現実の輪郭を揺さぶる異世界を構築。筑波大学・同大学院卒業後、文化庁新進芸術家海外研修員としてイスラエルへ留学。ポルトガル、ドイツなど国内外で作品を発表し、グランプリほか受賞多数。2025年、第56回舞踊批評家協会新人賞受賞。
黒須育海 プロフィール ダンスカンパニー「ブッシュマン」主宰。2018年「コンドルズ」参戦。異形な身体を探求する独自の世界観で話題に。東京芸術劇場シアターウエストやシアタートラム、シビウ国際演劇祭をはじめ、ハンガリー、マレーシア、韓国などに招聘される。国際コンクールにてグランプリを含む3つの賞を受賞。2020年日本ダンスフォーラム賞、2023年エルスール財団新人賞、2024年舞踊批評家新人賞を受賞。大東文化大学ダンス部監督を務める。 作品概要 振付・演出・出演|井田亜彩実 / 黒須育海

フィリピン
Sasa Cabalquinto 『The Golden Idol』
[振付・出演] Sasa Cabalquinto(ササ・カバルキント)
Philippines 🇵🇭 “The Golden Idol”choreography, performance: Sasa Cabalquinto
◼️作品紹介 世界が癒える前に、 終わりがある。 崩壊の中から、変化が生まれる。 生まれ、壊れ、ほどけ、そして広がっていく。 『The Golden Idol』は、女性の身体を乗っ取る「肉体の反乱」を描く儀礼的なパフォーマンスである。本作は、生態系の危機を自然環境だけの問題として捉えるのではなく、身体、制度、欲望を形づくる権力構造やシステムを通して見つめる。それらは、搾取、抹消、暴力を可能にする構造でもある。 本作は、絶滅の瞬間に立ち会う。黄金の偶像が崩れ落ちるとき、支配的な秩序が終焉を迎え、その先に新たな秩序が不確かな形で立ち現れてくる。
プロフィール フィリピン、マニラ生まれ。フィリピンにおける最初の舞踏家の一人。 フィリピン先住民の知恵と儀式的舞踏を統合したKapwa Movementのプログラムディレクター兼創設者。アメリカ、ヨーロッパの舞踏家と共に、アジア舞踏フォーラム、ウィーン舞踏芸術祭などに参加。 2026年「Asia Butoh Gathering:(ABG)」を主催。 2015年フィリピン・ポリテクニック大学演劇芸術学部学士号取得。 アルビン・エラスガ・トレンティーノ・コレオグラフィア賞(2020年)など受賞多数。 作品概要 コンセプト・出演|Sasa Cabalquinto 音楽|Teresa Barrozo

日本
北村桜 『Chain』
[振付] 北村桜(Sakura Kitamura)
[出演] 井筒彩夏(Ayaka Idutsu)北村桜(Sakura Kitamura)
Japan 🇯🇵 “Chain”choreography: Sakura KitamuraPerformance: Ayaka Idutsu, Sakura Kitamura
◼️作品紹介 絡まる 解ける 本作『Chain』は、硬質な金属のかたまり、金属の輪っかと輪っかの連なりという物体としてのイメージと、人の内側でうごめく感情のイメージという、「物体」と「人間」の交差から生まれた作品です。些細なことをきっかけに、思い出したくないことがふとよみがえる。気にしなくてもよいはずの余計なことが頭の中を駆け巡る。 舞台上の二人は、時に鎖という物体として、時にぶつかり合う感情として、場面ごとに浮かび上がる姿を変えていきます。二つの異なる身体は、一つのかたまりとなって、絡まり、解けながら響き合います。
北村桜 プロフィール
ダンサー、振付家。ダンス01所属。1999年東京都生まれ。3歳よりピアノを学び、5歳よりクラシックバレエ、9歳よりモダンダンスを始める。20歳から作品創作に取り組み、横浜ダンスコレクション2022 Competition IIでは『真夏の家路』でファイナリストに選出。2024年度座・高円寺ダンスアワードIIでは『Book Man』受賞。現在、立教大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程に在籍し、大学講師としてダンス教育に携わる。修士(教育学)。ダンス教育の歴史研究と創作活動を並行しながら、これまで培った音楽性を軸に、音と身体が響き合う表現を追究している。 作品概要 演出・振付|北村桜 出演|井筒彩夏 北村桜 使用楽曲|Steve Reich”Sextet: I. Fast”,”Sextet: II. Moderate” John Cage”Seventy-Four, Version I”

台湾
Chiu Weiya『Step Dance』
[振付・出演] Chive Weiya(チ・ウェイヤ)
Taiwan 🇹🇼 “ Step Dance”choreography, performance: Chive Weiya <Showcase> ◼️作品紹介 2018年冬、15日間にわたる祖先の故郷への帰還の旅に参加した。それは単なる地理的な移動ではなく、身体を通した探究でもあった。既存の動きの枠組みから一歩外へ出ることで、身体は重力、記憶、環境との絶え間ない交渉の中に置かれ、文化的風景との新たな関係を形成していく。 私たちはしばしば「先住民」として名づけられ、分類され、記号化される。しかし、実際の文化的実践との間には隔たりがあり、そこには「表象としての先住民性」と「身体に宿る知」の断絶が存在する。本作は、この隔たりの中から生まれた。 既存の文化的イメージを再現するのではなく、音、呼吸、重さを、記憶や移動、歴史の断片を宿す「身体のアーカイブ」として捉える。身体は複数の時間が交差する場となる。「故郷」とは帰る場所なのか。身体を通して、固定されることのないアイデンティティと、そこから語るための場所を探っていく。
プロフィール
ブヌン族。幼少期から部族の古謡に親しみ、文化への関心と舞台表現への憧れを育む。2014年にオーストラリア・メルボルン、2015年に米国「Youth BALLET PRESENTS – Coppelia」に出演。同年、台湾原住民族委員会の奨学金を得て、国際児童舞踊連盟(daCi)デンマーク大会に参加・出演した。 2016~2019年フォルモサ・バレエ団に所属。2019~2024年に台江文化センター「孤島計画」の振付家を務める。2018年Pulima芸術祭に最年少振付家としてノミネートされ、2020年『Padan』でPulimaパフォーマンス創作部門優選。2025年には『遊林驚夢:巧遇 Hagay』でTate ModernのDance Reflections Festivalに参加し、『擺步舞 独舞篇』で第2回「来新竹創作吧」最優秀賞を受賞した。 作品概要 振付・出演:Chiu Weiya ブヌン族口琴演奏:Vava Isingkaunan


日本
岩渕貞太 『double』
[振付・出演] 岩渕貞太(Teita Iwabuchi)
Japan 🇯🇵“double”choreography, performance: Teita Iwabuchi
◼️作品紹介 2006年、初演。国内数カ所で上演されたソロダンス作品。カラダには私個人の記憶や歴史を超えた「誰かたち」の記憶や歴史が宿っている。化粧によって引き出される「誰かたち」。私のカラダは、私がコントロールできるものではない。カラダという奔馬に翻弄されつつ、振り落とされずに乗りこなし、踊られる野生のダンス。
岩渕貞太 プロフィール @iwabuchiteita 振付家・ダンサー。玉川大学で演劇を専攻、並行して、日本舞踊と舞踏も学ぶ。2007年より15年まで、故・室伏鴻の舞踏公演に出演、今日に及ぶ深い影響を受ける。05年より、「身体の構造」「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した作品を創りはじめる。10年から、大谷能生や蓮沼執太などの音楽家と共に、身体と音楽の関係性をめぐる共同作業に取り組む。12年、横浜ダンスコレクションEX2012にて、『Hetero』(共同振付:関かおり)が若手振付家のための在日フランス大使館賞受賞、フランス国立現代舞踊センター(CNDC)に滞在。自身のメソッドとして、舞踏や武術、老子などから触発された表現方法論「恍惚身体論」を開発。桜美林大学、玉川大学で非常勤講師を務める。LE SSERAFIMが好き。 作品概要 振付・出演|岩渕貞太 使用楽曲|岩渕貞太"DOUBLE"
インドネシア
Ela Mutiara 『PING』
[振付・出演] Ela Mutiara (エラ・ムティアラ)
Indonesia 🇮🇩 “PING”choreography, performance: Ela Mutiara
◼️作品紹介 本作は、振付家Elaが幼少期に観客として体験したバジドラン(Bajidoran)の記憶から生まれた。スンダ地方の民俗芸能であるバジドランを入り口に、女性性や豊穣の象徴とされてきた「腰」の位置づけの変化を探る。 腰は、性的な身体の中心としてだけでなく、表現的で個人的、親密な身体の部位であると同時に、過去と現在、儀礼と社会、私的な領域と公共の場、身体と舞台をつなぐ動きと意味の軸として捉えられる。 儀礼から娯楽へと変化する中で、腰は時代や状況に適応し、動きながら、また周囲を動かしていく。
Ela Mutiara プロフィール
インドネシア・西ジャワ州スカブミ出身、ジョグジャカルタを拠点に活動する振付家・ダンサー。バジドランにおける女性の身体、儀礼から娯楽へと変化する「腰」の役割、植民地期・ポスト植民地期の労働の身体性を、社会的・政治的な視点から長期的に研究している。オートエスノグラフィーを方法として、自らの身体を媒体に、リサーチの成果をダンス、パフォーマンスアート、ビジュアルアートへと展開。作品・研究は、インドネシア・ダンス・フェスティバル、ジョグジャカルタ・ビエンナーレ、日本の下町芸術祭など、国内外のさまざまな舞台で作品を発表している。 作品概要 振付・出演:Ela Mutiara 使用楽曲:Gigin Ginanjar "PING"